イタリア移住を決める前に知っておくべきイタリア生活の現実

イタリア在住者が綴るイタリア生活。イタリアで生活すると日々こんなことが起きます。

2022年11月

先日、用事があってミラノへ行って来ました。しかも一人で〜!
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用事が済んだ後は、いくつかお店を巡って、お昼は日本食レストランのサガミへ。

食事後のデザートに抹茶ティラミスにも心惹かれたのですが、今回はやめにして、お目当ての昨年9月にオープンした、メルカートチェントラーレミラノへ。

とても大きなフードコートで色々なお店があって、次回ミラノに来る時は、お昼はここにしようかなと思いました。イタリア料理以外にも、餃子やハンバーガーなどもありましたよ。

そして今回、食べたのはミラノの老舗パスティッチェリア、マルテザーナ(Martesana)のパネットーネ。(パネットーネ大好き❤️)

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しっとり、どっしりしてて、とっても美味しかったです。

パネットーネ関連過去記事↓


↑一番下の記事で出てくるパネットーネもミラノのCovaの物です。



食べ終わった後、マルテザーナでローマのお菓子だけど、まだ食べたことのなかったマリトッツォも売ってたので、お土産に買いました。

私の後ろにいたイタリア人カップルの女性の方が、店員さんに「ここのパネットーネがミラノで1番美味しいわ!」と言っていたのを聞いて、うんうん本当に美味しかったと私も納得。

家に帰ってから、早速みんなで食べました。マリトッツォもとても美味しかったです。
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もう一回、ミラノへ行く用事があるのですが、パネットーネを売っているクリスマスの時期前後に行けると良いのだけれど。もし実現できたら、マルテザーナのパネットーネを是非買いたいです!

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今日は、めちゃくちゃ簡単、めちゃくちゃ美味しいという、私の様なズボラな人にはオススメなパスタを紹介します。


材料は玉ねぎとツナ缶だけ!

フライパンに油を適量入れて温め、繊維と垂直に薄切りにした玉ねぎを色が変わって柔らかくなるまで炒める。(量はお好みで。私達は玉ねぎ大好き一家なので2個とか多めに入れます)

そこにツナ缶1〜2を入れて、ほぐしながら混ぜます。(イタリアのツナ缶はオリーブオイル漬けなので、油は切らず、そのまま入れちゃいます)

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この日は、普通の玉ねぎを使いましたが、紫玉ねぎでもOKです。


沸騰したお湯に粗塩大さじ1とお好みのショートパスタを入れて茹でます。
パスタが茹で上がったら、玉ねぎとツナの中に投入。私はこの時にパスタの茹で汁も少し入れます。

パスタと玉ねぎ&ツナを良く混ぜて、最後にオリーブオイルをひと回し入れて混ぜたら出来上がりです!
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美味しそうな写真が撮れなくてごめんなさい。でも美味しいんです(笑。

お好みで粉チーズをかけて召し上がってくださいね。

いやー、日本勝ちましたねー‼️
すごい、すごい‼️

昨日のサッカーワールドカップ、日本対ドイツ戦。イタリアでは、午後2時からテレビ放映の予定でした。

イタ夫は、その日の朝から、日本人の私よりも張り切り(今回はイタリアは出場しないので…)部屋に日の丸🇯🇵の旗を飾って、ガジュマルに日の丸🇯🇵必勝鉢巻きを巻いてました。😂
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反対に私は、期待し過ぎて負けちゃった時にがっかりするのが嫌で、わざと素っ気なく、ドイツなんて強豪国に勝てないよと言ってました。ごめんなさい。🙇🏻‍♀️

それに昨日は、私は仕事で試合は最初のちょっとしか観られなかったし…


そしたら、仕事中にここに住む日本人の友達、イタ夫、息子の順で、日本がドイツに勝ったー‼️とメッセージが。

勝って欲しいとは思っていたけれど、まさか本当に勝てるなんて!
めちゃくちゃ嬉しいねー❣️

日本チームおめでとう❗️🍾🎉🎊


前回の記事で私の怒涛の夏2022シリーズは終わったのですが、実はその後も様々なことが起きたので書かせてください。


体調もだいぶ回復して来ていた8月中旬。日本の妹からLINEのメッセージが届きました。

読むと、母親が更に食事を受け付けなくなって来て、栄養価の高いジュースやゼリーのみを摂取している状態で、それすらもなかなか口を開けず食べようとしないので、もうあまり先は長くなさそうだという内容でした。

4月の時点でも母親の食欲が落ちていたので、夏の日本行きを考えていました。しかし、その頃はまだ日本政府のコロナ水際対策が厳しく、ヨーロッパ⇄日本間の飛行機も欠航や遅延が多く不安定、ロシアとウクライナの戦争のせいで航空券料金が値上がり、プラス実家無しで宿泊料金もかかるので、行くかどうか決めかねて様子を見ていました。

そんな中、私が体調を崩し、夏休み中の日本一時帰国は諦めていました。

しかし、母の容態が悪化してしまい、妹から無理してでも会いに来た方が良いと言われ、幸いにも体調がだいぶ回復したので、急遽、一時帰国を決め、9月に息子を連れて日本へ行きました。

たった8日間の日本滞在でしたが、施設の中に入って、4年ぶりに母と直接会うことが出来て本当に嬉しかった。母は、もう会話はできないのですが、私達がご飯食べてねと言うと頷き、スマホで写真を見せると覗き込み、疲れると目を閉じてしまうのですが、一緒に写真を撮るから目を開けてと言うと、きちんと目を開けてくれました。そんな母を見て、息子と安心してイタリアへ戻って来たのでした。

10月には、イタ夫がコロナ陽性になりました。イタ夫回復後、入れ違いの様に私もコロナ陽性。ちなみに息子は風邪をひいただけで、コロナ検査は陰性。そんな感じで10月中はほとんど何もできない状態でした。

そして11月。ようやくコロナから解放されたと思っていたら、ある朝目覚めてスマホを見ると妹からの何件ものLINE不在着信(おやすみモードで着信音が鳴らなかったのです…)と母が危篤で声を聞かせてあげたいから電話して!とメッセージが…

すぐに寝ていた息子を起こしビデオ通話をしました。そして、これが母との最後の通話になりました…

この前会ったばかりの母がもういないなんてと信じられない気持ちと悲しさが入り混じった心境です。母がいなくなってしまって寂しいですが、天国の母には、お疲れ様でしたと今までどうもありがとうと感謝の気持ちを伝えたいです。そして、息子の学校を休ませてでも無理して日本へ行き、ばあばに会えて本当に良かったねと息子と話しました。

現在は、夏の間、仕事の帰り道に偶然ばったり会った知り合いの方からの依頼で、週に3日ほど働いています。捨てる神あれば拾う神ありですね。本当に有り難いです。😊



お母さん、今まで本当に色々とどうもありがとう❤️
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涼し〜い山とイタ夫無しのストレスフリーの生活のお陰で、めまいが無くなり、夜も睡眠薬を飲まずに眠れるようになりました。

ところが、山から私達の住んでいる湿度と気温の高い街へ戻った途端、めまいが又復活してしまいました。(以前ほど酷くはなく、無理せずになら家の事はできたので良かったです)

やはり、私の身体って夏も冬も湿度に色々影響受けてるみたいです…
過去記事↓


あと、イタ夫からの精神的なストレスも…

でも、症状はかなり軽減して、少しずつパソコンやスマホも使える様になりました。症状が酷かった頃は画面をスクロールするだけでめまいが起きて、全く使えない状態でしたから…

結局、今回の体調不良は、新しい仕事のストレス、仕事掛け持ちの疲れ、暑さ(今年は春から一気に真夏の様な気温変動で身体がついていけなかったのか?夏バテとか熱中症みたいな症状出てました)、母親の心配、コロナで日本にずっと帰れなかった為のホームシック、更年期、イタリア生活やイタ夫からのストレス、これらがいっぺんに重なって起きたのかなぁと自分なりに思っています。

9月に耳鼻科でめまいの検査をしたところ、左耳に平衡感覚の乱れの原因があると診断されました。そして、処方されたサプリを3〜4ヶ月間服用して、その後に再び別の検査をする様に言われました。でもとにかく、長期間悩まされていためまいの原因が分かって良かったです。

今は、もうすっかりめまいも無くなり、睡眠薬も抗うつ剤も服用していません。耳鼻科で処方されたサプリのみです。

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実は、5月末にパニック障害を起こす直前、もう私の心はいっぱいいっぱいでした。イタ夫に相談したくても、何度も同じことを愚痴るとイライラして逆ギレされるのが目に見えていたので、家の中では誰にも気持ちを話せず、ここでの友人達も仕事や子育てで忙しいので遠慮してしまい、唯一、話せていたのは日本に住んでいる友達ひとりだけでした。

鬱病の症状なのか、私の抱えている問題から逃げ出したい、楽になりたいと、いつも自傷行為ばかり考えていました。あと、ビートルズの「Yesterday」がしょっちゅう頭の中で流れていました。
ここの歌詞→ ”yesterday all my troubles seemed so far away”

今回、こんなに様々な症状が出て心身ともに体調を崩したのは人生初でした。今、振り返ると自分でも驚きます。まさか自分にこんなことが起こるなんて。自律神経失調症や鬱病は誰にでも起こり得ることなんだなと。人って想像よりも強くなれる反面、こんなにも簡単に弱くもなる、脆いものなのだなと痛感しました。


今回、私の体調のことを、周りの人達が心配してくれてとても有り難かったのですが、その人達は良かれと思って声掛けしてくれたことが、私にとってはプレッシャーになって逆効果だったことがありました。

それは睡眠薬を服用していた時、数名から(イタ夫含む)「睡眠薬を飲み続けると、そのうちそれ無しでは眠れなくなるから、飲まない又は量を減らした方が良いよ」と言う、彼らからのアドバイスでした。

私はそれを聞き、不安になり、週末に何度か睡眠薬なしで寝ようと試みるも全く入眠できず、気は焦るばかりでどんどん時間は過ぎ、翌日寝不足で使い物にならないという悪循環に陥りました。(実際に中毒になってしまう方もいらっしゃるので、注意してくる彼らの気持ちも理解できますが....)

その後、ホームドクターにそのことを話すと「睡眠薬できちんと眠れているのなら、眠れないよりも身体が楽なのだから飲み続けていれば良い」と物凄く単純明快な返答をくださり、お陰で安心して服用を続けられました。結果、私の場合は幸いにも焦る必要など無く、時が経つに連れて自然と睡眠薬なしで眠れる様になったので、ホームドクターの適切な助言に本当に感謝です。

もし皆様の身近に精神的な理由で、不眠症、自律神経失調症、鬱病などで通院していたり、薬を服用している方がいましたら、良かれと思って言っているアドバイスが、実は当人には逆効果という可能性もあるということを知っておいて頂けたらと思います。

振り返ると、体調を崩したお陰で、健康の大切さ、周りの人達や小さなことへの感謝の気持ちなど、色々と気付かされ、学ぶことができたので、これは私にとって必要なことだったのだと今は思っています。

これで、怒涛の夏2022シリーズを終わります。読んで頂いてどうもありがとうございました。

季節柄、皆様もお身体ご自愛くださいませ。


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