イタリア移住を決める前に知っておくべきイタリア生活の現実

イタリア在住者が綴るイタリア生活。イタリアで生活すると日々こんなことが起きます。

カテゴリ: 知らなかったこと

イタリアという国は、世界中で共通であろう呼び名でも平気でイタリア流にします。

過去記事で、かの有名なジーンズの「Levi’s」をイタリアではレーヴィスと呼ぶって書いた。



アメリカの夢の国のネズミさんも、トポリーノ(イタリア語で小ネズミという意味)だし、ミッキーで良いんじゃないの?

その他の仲間達も、ミニーはミンニ(これはミニーを英語で書くと "Minnie" で、それをローマ字読みするからミンニ)、ドナルドダックはパペリーノ、デイジーダックはパペリーナ、グーフィーはピッポ、そして何故かプルートはプルート???

ハリーポッターの登場人物も、はいイタリアは変えてますよ〜!
ハーマイオニーはエルミオーネ(これもミンニと同様に英語で書くと "Hermione" でイタリア語では "H" は発音しないのでローマ字読みでエルミオーネ)、ダンブルドアはシレンテ(何故なのかシレンテ!寒っ)、スネイプはピトン!こんな主要な登場人物の名前を変えるなんてほんと意味不明…

血液型も、一般的にはA(エー)型、B(ビー)型、AB(エービー)型、O(オー)型とアルファベットで読むけれど、イタリアでは何故か、O型だけ「ゼロ」と数字にしてしまう… 不思議過ぎる〜

ロンドンにあるテムズ川(Themes)もイタリア語では、「Tamigi」と書いてタミージと発音するし…

アサヒビールのCMで、アサヒを「アザイ」って言ってたし…

他にもいっぱいこんなヘンテコなイタリア流な言い方があるんだろう(汗。

そして、一番嫌なのが上の様な単語をイタリア人との会話の中で使わないといけない時!
イタリア人が発音する様に言わないと通じないものすっごい抵抗あるし、恥ずかしいーーーーーー!

そう言えば、海外で英語を勉強したイタリア人ですら、トム・クルーズをイタリア人がトム・クルイズ(英語のスペルは "Tom Cruise" なので…)と言うのを聞くとものすごい変だと感じるらしい。。。イタリア人でも同じなんだ、ちょっと安心した(笑。






12月8日はイタリアの祝日、無原罪の御宿りで息子もイタ夫もお休みでした。

イタリアでは、この日にクリスマスの飾り付けをする家庭が多いらしい。

イタ夫はこういう拘りはめっぽう強いので、何がなんでもこの日に飾り付けないとダメと思っているけれど、別に絶対にこの日じゃなきゃいけない訳でもないらしい。各家庭の事情も色々だろうから、臨機応変で良いっぽい。

ところで我が家のクリスマスツリー🎄は、息子が生まれた年の冬に買ったのだが、ツリーのてっぺんの飾りがこんなのばっかり売っていて、初めて見た。
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この辺りだけなのか、色んな場所でもあるのか?ツリーのてっぺんは星⭐️じゃなくても良いんだねぇ。


日本人同士の夫婦でも色々と食についての違いはあるだろうけれど、外国人と結婚して、相手の国に住んでいると、更に違いが出てくる。

朝食。
基本、イタリアの朝食は甘い物と決まっている。中にチョコ、クリーム、ジャムが入っているクロワッサンや菓子パン(甘いもの限定)やビスケット🍪を飲み物に浸して食べる。

日本でも「おめざ」で朝から甘い物を食べる人はいる。でも甘くない物も朝食で食べる。しかし、イタリア人で甘くない物を朝食で食べる人はほぼいない。

私の実家では、朝から前日の夕飯の残り物を食べたりしていたので、私は、朝からカレーライス🍛やカツ丼でも食べられる。ちなみに夫はピザ🍕なら朝からでも食べられる。

イタリアでホームステイしていた時、朝パンにクリームチーズを塗って食べていたら、ホストマザーに「朝からよくそんな物が食べられるわね⁈」とびっくりされた。

この前も、朝息子を学校に送って行った時、どこからか玉ねぎを炒める匂いがしてきた。玉ねぎ大好きな私と息子は『良い匂い〜!』だが、イタリア人ママ友2人は揃って『くさい‼︎』を連発。別に玉ねぎが嫌いな訳ではないけれど、朝からこの匂いが耐えられないらしい。不思議だ。

日本の土曜の朝のテレビ番組で、色々な海外の国の朝ごはんを、現地の人に作って貰うというコーナーがあった。それで、イタリア人が色々な物を料理して、朝食と紹介されていた。もう随分昔のことなので、良く覚えていないけれど、確か野菜や肉やパスタとかだったと思う。イタリア留学を経験した後だった私は、イタリア人朝から絶対にこんな物食べないわーーー‼️とテレビにつっこんだ。

今は、すっかりこのイタリア式朝食に慣れて、朝から料理をしなくて良いので楽で良い。
でも、白ご飯に納豆の朝食はめちゃくちゃ恋しい…

私が初めてローマへ長期で行った時、イタリア語のレッスンに日本で通っていたけれど、今程の会話力、理解力はなかった。でもローマだ、イタリアの首都、世界中から観光客の来るローマだ、英語が通じるに決まっていると思い込んでいた。。。が!着いてみるとイタリア人、英語が通じない、話せない人が多いこと。。。スイス、オランダ、ドイツでは普通にほとんどの場所で英語が通じたのに。

日本人の友達とボローニャへ行った時にこんなことがあった。
イタリア人のお兄ちゃんから「Do you speak English?」(あなた達は英語がはなせますか?)
と話しかけられたので、
私達は英語で「Yes, we do.」(はい、話せます)
と答えた。 

私達はその後の会話が、勿論英語で続くのだろうと思っていたら、
そのお兄ちゃんは、「Tu ...」(イタリア語のYouの意味) って話し始めたから、
私達は次の瞬間大笑いで「おいおい!英語話せるんじゃないのかい!」と心の中で突っ込みを入れた。

で、その後は私達がイタリア語で話し始めたのでお兄ちゃんホッとしてた(笑。
そのお兄ちゃんは、ちゃんと最初は英語で話しかけてきてくれたし、嫌味でアジア人の私達に話しかけたようではなかったので気分を害することはなかった。

でもイタリアに住んでいると、
アジア人=中国人と思い込んでいるイタリア人老若男女たっくさんいるので、
「ニイハオ!」と声をかけられ、残念なことに差別的なことを言われることも多い。
なので、このお兄ちゃんとのエピソードは笑い話で済んで良かった。

英語の話しからちょっとずれたけれど、
とにかくイタリアではよほどの観光スポットで無い限り英語は通じないと思っておいて良い。
イタリア人、英語の One, Two, Threeを「ワン、チュー、トゥリー」と発音する人がめちゃくちゃ多いんだけれど(有名人でも)、それを聞く度になんか変な気分になる(笑。
ラジオから聞こえて来た時に、思わず一人で運転中に突っ込んだ!

 

私の住んでいる町では、先週から急に朝夕肌寒くなってきた。
すっかり秋。

日本では、風邪予防は手洗いうがいだけれど、イタリアではうがいの習慣はない。
何かを食べる前に子供に手を洗いなさいという親は見かけるが、外から帰ったらまず手を石鹸で良く洗うというのはあまり聞かない。
そのせいなのか、ここでは既に風邪をひいている人がいる。

これは風邪予防の手洗いとは違うけれど、バールのトイレにこんなのが貼ってあった。
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トイレの後は必ず手を洗いましょう!

用を足した後に手を洗わないで握手するのは…

お互いの下着の中に手を入れてるのと同じこと!

だそうな…
イタリア人男性はトイレ後に手を洗わない人が多いということか…

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